エレベーター内の席次
エレベーターにも会議室や応接室のように席次があります。立ち位置にも気をつけましょう。基本的には、役職に関わらず、社外からの来客が上座になります。操作盤の位置で上座や下座はすぐにわりますから、確認しておきましょう。
操作盤が１ケ所の場合、上座は操作ボタンの後ろの壁側で２番目は上座の隣りになります。３番目は操作盤の隣りで、下座は操作盤の前となります。操作盤が２箇所ある場合は、上座は操作盤から一番遠い後ろ左の壁側で下座は右側の操作ボタンの位置です。
さりげなく自分の位置に立つにはエレベーターに乗る人やその流れをよく見ることが重要です。お客様、先輩、上司など職位の上下もありますが、体の不自由な人などの動きは、よく見ながら柔軟な対応をすることが求められます。
最後はエレベーターでの見送りについてです。お客様の用事が済み、帰る際の見送りですが、エレベーターホールまでで充分です。雑談などはエレベーターが来た時点で切り上げましょう。エレベーターが到着したらドアを開けて、お客様が乗ったら頭を下げ、ドアが閉まるまでその姿勢を保つのが一般的なマナーです。
他の階の利用者のこともあります。訪問側がエレベーターに乗り込み、あいさつをしたらすぐにドアを閉めるのがいいでしょう。ここまで、エレベーターのマナーについて紹介してきましたが、マンションや商業施設のエレベーターでも、意識することでビジネスマナーのトレーニングになると思います。